自民県連、参院選も「県外」 菅氏に伝達


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 自民党県連の翁長政俊会長と照屋守之幹事長は3日夕、菅義偉官房長官と那覇空港で会談し、米軍普天間飛行場の返還・移設問題に関して、夏の参院選でも県連は普天間の県外移設を公約に掲げると伝えた。

 会談は約30分間、非公開で開かれた。終了後、翁長氏は普天間問題で県連と党本部にねじれが生じていることに触れた上で「県連として今の方針を堅持していく考えを述べた。ねじれのままで理解してもらうしかない」と理解を求めた。
 一方、菅氏は「分かりましたという話にはならない」と述べ、議論は平行線に終わったという。県連は今後、党本部と調整を進める方針だが、県外移設公約は変えないとしている。