4・28「県民大会」は断念 野党・中立系 独自に集会


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 政府が主催する「主権回復の日」式典に反対する県民大会開催を目指していた県議会野党・中立系会派は5日、「県民大会」としての開催を断念した。その上で野党・中立系5会派が主体の実行委員会を結成し、「4・28主権回復・国際社会復帰を記念する式典に抗議する沖縄大会」(仮称)として4月28日午前11時、宜野湾海浜公園屋外劇場で開く方向で検討している。

 県民大会に向けた2回目の準備会合が同日あり、最大会派の自民を除く各会派代表が参加。自民を含めた超党派開催が困難な中で開くことへの反対意見や、趣旨に賛同する会派だけの集会案などが上がったが、名称を「県民大会」としないことを決めた。
 今後社民護憲、県民ネット、共産党、そうぞう、社大党の5会派が各団体や県民に幅広く参加を呼び掛け、18日に実行委の結成総会を開く。与党の公明県民会議はこの日の準備会には出席したが、大会には参加しない方針。