キングス連勝止まる bjリーグ第45戦


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=35勝9敗)は6日、福岡市民体育館でライジング福岡(同地区3位=30勝16敗)と今季第45戦を行い、64―65で敗れ、連勝は7で止まった。2位島根とのゲーム差は5に縮まった。

 キングスは立ち上がりからシュートの決定率が悪く、ミスから攻め込まれる場面が目立った。第2クオーター(Q)に入るとテレンス・ウッドベリーらの得点で追い上げ、31―31の同点で前半を折り返した。第3Q序盤は福岡を引き離したが波に乗ることができず、シュートミスを修正することができないまま敗れた。福岡との第2戦は7日午後2時から同体育館で行われる。

福岡ライジング(31勝16敗)
65―64(20―14,11―17,16―14,18―19)
琉球ゴールデンキングス(35勝10敗)

準備が足りなかった
 遠山向人HC(キングス)の話 失点が少なかったことはディフェンス面での収穫になったが、オフェンスに関してはこちらの準備が足りなかった。明日の試合までに改善して臨みたい。

◆ミス重なり好機逃す/流れの悪さ終始
 ミスの積み重ねが敗戦を招いた。勝利に向かう力強さを感じさせた前週の島根戦から一転、この日のキングスは序盤から勢いがなかった。ジャーフロー・ラーカイを中心にリング下へ積極的な攻めを見せたが、シュートミスで何度も得点機を失った。ターンオーバーも目立ち、悪い流れを断ち切れなかった。
 最終的な勝敗を分けたのも小さなミスだった。1点リードで迎えた第4Q、残り時間は約40秒。タイムアウトの直後にキングスボールでゲームがスタートした。シュートを決めれば勝利を大きく引き寄せる場面で、並里成が痛恨のターンオーバー。試合終了が迫る中、貴重な攻撃チャンスを失った。福岡は獲得したチャンスを確実に得点につなげ、逆転に成功。最後はアンソニー・マクヘンリーのシュートがリングにはじかれ、試合終了を告げるブザーが鳴った。
 「序盤からアグレッシブにプレーをし続けていたつもりだが、相手のペースで試合が進んで徐々にアグレッシブではなくなった」。立ち上がりに奮闘したラーカイは悔しさをにじませる。「明日は40分間、自分たちのリズムでプレーし続ける」。プレーオフに勢いをつける意味でも、連敗だけは避けたいシーズンの最終盤。ラーカイは次戦での修正を誓った。