全国的に「エギ」と呼ばれる、疑似餌を使って主にアオリイカを釣るエギングがブームとなっている。
「アオリイカ」と一口に言っても、沖縄では以前から「アカイチャー」「シルイチャー」「クアイチャー」と3種に分けて区別している。3種の中でも特に大きくなるのがアカイチャーで、平均2~3キロ、時には5キロオーバーの大型が釣れることもあり、ディープエギングでのメーンターゲットとなっている。
シーズンは12月から7月で、トップシーズンは4月から6月とされている。ボートで30~100メートルの水深の所で、船を流しながら釣る。仕掛けは3.5~5寸のエギに15~40号のナス型オモリをスナップで取り付ける釣り方と、2本の胴付仕掛けにエギを2個セットする釣り方が一般的で、最近は前者の仕掛けが多くなった。
3月11日、全国的に有名なエギンガーでユニチカプロスタッフの重見典宏さんも大型のアカイチャーを狙って、うるま市の南風漁港から海屋で出船。中城湾・金武湾を攻めるが、アタリなし。後半になって浅場に移動し、待望のアタリ。イカ独特の引きを楽しみながらリールを巻き取り、しばらくして浮いてきたのは2.5キロと、アベレージサイズを釣り上げた。これからのシーズンは3~4キロオーバーも狙える。釣船・海屋(上原勝船長=090・021・6252)
ライフジャケットは必ず着用して、マナーを守って安全に釣りを楽しもう。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
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