普天間公約の見直しを示唆　西銘氏、テレビで発言

　【東京】自民党の西銘恒三郎衆院議員は１０日のＢＳフジの番組で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題について「普天間の固定化か、辺野古に移すかの二者択一しかない状況に段々狭まっており、安保政策で党と違うということは厳しくなる。私以外の（県選出の）３人と相談しながら何らかの決断をしないといけない」と述べ、党の参院選公約の発表前までに、県外移設を公約してきた自身のスタンスを見直す考えを示唆した。

　西銘氏は「県外移設を求めるのは厳しい」と主張し、県外移設の実現性を疑問視する持論を展開。辺野古移設を容認した自身の過去の経緯に触れ「原点は普天間の危険性除去だ」などと語った。