玉城が優勝 ゴルフ九州アマ県予選


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第2ラウンド16番でイーグルを決め、ガッツポーズをする玉城海伍=10日、八重瀬町の那覇GC(桑原晶子撮影)

 ゴルフの第43回九州アマチュア選手権競技沖縄県地区予選は10日、八重瀬町の那覇GC(パー72、7072ヤード)で36ホールのストロークプレーで争われ、玉城海伍(カヌチャ、首里高)が7オーバーの151で優勝した。

玉城を含む上位4人と、シード選手の仲村淳(国際)、仲村達也(喜瀬)、比嘉一貴(本部高)には、決勝大会(5月、福岡県)への出場権が与えられる。

終盤真価発揮 16番イーグル/玉城、ガッツポーズ
 上位4人が中高生と若い力が台頭した大会で、栄冠をつかんだのは首里高2年の玉城海伍。「新年度の初めにいい成績を残せば勢いに乗れる」と臨んだ戦いで有言実行を果たした。
 底冷えのする中、22人が出場。第1ラウンドを首位で折り返した玉城だが、第2ラウンドは9番(パー4)で風を読み違えてダブルボギーをたたくなど、しのぐゴルフが続いた。
 うっぷんを晴らすようなプレーが出たのは終盤の16番(パー5)だ。「しっかり振って手前から攻める」と2打目に8番アイアンを選択。狙い通りピン約7メートルにつけると、下りのラインにうまく乗せてイーグルを奪い、ガッツポーズで喜びを表現した。
 瞬発力を高めようと毎朝ダッシュ走に励み、飛距離も伸びたという。この日は反省の弁が続いたが、「今年は全国で大きなタイトルを取って自信を付けたい」とさらなる飛躍を誓った。