きょうにも補正指示 埋め立て申請 県、防衛局に


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 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向け、沖縄防衛局が提出した埋め立て承認申請書について、県は早ければ12日にも同局に補正を指示する。図面と本文の内容が一致していない点など30項目を指摘。補正内容は県のホームページでも公開する。

告示・縦覧は同局が申請書の記載内容を修正した後に実施するため、5月以降になる見通し。
 申請書の確認作業は県海岸防災課の職員ら6人で行い、当初は4月6日までに補正指示を出す方向だったが、今週まで作業がずれ込んだ。
 補正内容に関し担当の県土木建築部は、11日に仲井真弘多知事との調整を終えた。図面の解説が抜けている点や不十分な点なども指摘する見込み。告示後の縦覧は県庁や県北部土木事務所などで3週間実施し、内容審査や名護市などの意見聴取を経て知事が承認の可否を判断する。
 県は埋め立て申請から知事が承認可否を判断するまでの期間を6カ月半~8カ月半との目安を示すが、作業の進行状況によっては、ずれ込む可能性もあり、来年1月の名護市長選より以前か以後かについても注目される。