【名護】名護湾で12日午後3時ごろ、ザトウクジラ3頭が泳いでいるのが確認された。3頭は1時間半ほど湾内を回遊し、時折水面から尾びれをのぞかせ、潮を吹いた。2頭は親子とみられ、仲良く寄り添って泳いでいた。
ザトウクジラは夏は北極周辺で過ごし、冬は南で繁殖する。名護市周辺に姿を見せるのは1~3月が多い。名護市では「清明祭のころに鯨はいなくなる」と言われており、今シーズンは見納めになるかもしれない。国道58号の道の駅許田から東江にかけて、観光客らが車を止めてクジラ見物。潮を吹くと、子どもたちが歓声を上げていた。