【中国時報】ノキア上海店撤退 携帯端末大手


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 携帯端末大手のノキアは3月31日、上海旗艦店を撤退させた。同店は2007年に開店。来客者数延べ100万人を超える人気だったが、近年、サムソンやレノボなど、中国内外の同業他社とのシェア争いに負けたため、店舗を次々と撤退させている。

 米調査会社によると、同社の中国でのシェアは11年の29・9%から、昨年は3・7%に急落。ことしは1%前後になると予想している。下落の原因は、製品の機能向上が他社に追いつかなかったためだ。株価も5年間で90%下落した。
 同社は昨年にも、北京磁器口(ツーチーコウ)と中関村(チョングァンツン)の直販店を閉店。11年にはフランスやフィンランドの店舗を閉鎖している。同社では現在、販売経路の見直しを行っており、ネット販売への移行を計画している。