普天間所属ヘリ炎上 沖国大墜落機と同種 韓国北部着陸失敗


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 韓国北部の北朝鮮との軍事境界線に近い江原道鉄原郡の射撃訓練場で16日午後、米軍普天間基地所属のCH53E大型ヘリコプターが着陸に失敗し、炎上した。乗組員21人は全員脱出し、病院に搬送されたが生命に別条はない。

 同機は1999年4月19日に国頭村安波沖で墜落事故を起こし、乗員4人が死亡。2004年に沖縄国際大学に墜落したCH53Dヘリと同機種で、普天間飛行場に4機配備されている。
 在沖米海兵隊報道部によると、事故機は米韓軍事演習「フォールイーグル」に参加し、訓練の運用支援を担っていた。21人のうち、運航していた5人は在沖海兵隊第31海兵遠征部隊(31MEU)に所属。韓国の聯合ニュースによると、米韓両軍が事故原因を調べているが、北朝鮮の軍に絡む情報は伝えられていない。