「ちゅらさん」3連覇 障がい者バスケ九州地区予選


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 第13回全国障害者スポーツ大会バスケットボール(知的)競技九州ブロック地区予選大会が13日に大分県で開かれ、県代表チーム「ちゅらさん」が3連覇した。大分県代表を55―24、長崎県代表を58―6と大差で破り、優勝に輝いた。

 ちゅらさんは、県立沖縄高等特別支援学校生と社会人でつくる約20人のチームで、今回は12人が出場した。今は強さを見せるチームだが、4年前の結成当初はルールも分からず、同大会で惨敗して悔しさを味わった。以降、技術を磨くために毎週土日に集まり、体力づくりの走り込みや、シュート、ディフェンスの練習を重ねた。
 新垣佳子キャプテン(36)=沖縄市=は、「(今大会では)それぞれが自分のポジションで頑張ったので、ちゅらさんらしいプレーができた。勝てたのはチームメート全員の力のおかげだ」と笑顔で大会を振り返る。優勝が決まった瞬間は、メンバー全員で「やったね」と声を上げて喜んだ。
 ちゅらさんの次の目標は、10月に東京で開かれる全国大会での勝利だ。新垣キャプテンは「全国はレベルが高く、1度も勝ったことがない。今回は必ず1勝する」と意気込みを見せた。