キングス圧勝 bjリーグ第49戦


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=38勝10敗)は20日、東京都の大田区総合体育館で東京サンレーヴス(東地区8位=17勝31敗)と第49戦を行い、86―56で圧勝した。

今季リーグ初参戦の東京を相手に、第1クオーター(Q)からジャーフロー・ラーカイが連続得点を挙げて波に乗った。前半を48―26で折り返し、その後も完璧な連係を見せたキングスは、内外からの多彩な攻撃で相手を寄せ付けなかった。
 東京との第2戦は21日午後2時から、同体育館で行われる。

琉球ゴールデンキングス(39勝10敗)
86―56(19―11,29―15,19―17,19―13)
東京サンレーヴス(17勝32敗)

◆ニュートン復帰大きい
 遠山向人HC(キングス)の話 全ての選手がそれぞれの良さを出してくれた。中でもニュートンの復帰は意味が大きい。与那嶺も良い仕事をしてくれた。しかし、数字に表れていないミスがある。プレーオフで勝ち抜くにはミスをなくしていかなければ。

◆ニュートン完全復活 リード許さずチームに勢い
 危なげない試合を展開し、大差で勝利したキングス。1Qから19―11と好調な出だしで、一度もリードを許すことなく今季リーグ初参入の東京を下した。
 立ち上がりから、前回試合中に左足を捻挫したラーカイがバスケットカウントなどで連続得点を奪い、チームを流れに乗せた。
 22点差をつけて迎えた3Qでは、やや内側を攻められる場面もあったが、山内盛久、アンソニー・マクヘンリーらのロングシュートで応戦。リズムを崩すことなく最終Qへ持ち込むと、練習中に左足のけがで9試合ぶりの出場となったジェフ・ニュートンが、与那嶺翼のパスに合わせてダンクシュートを披露。完全復活をアピールした。
 久々の公式戦は、約19分の出場で存在感を見せたニュートン。「当然のようにプレーできることをうれしく思うし、どの程度できるのかを確認できて良かった」とコメント。「今後コンディションが上がれば、求められている期待に応えることができると思う」と、手応えを語った。
 ニュートンもコートに戻り、有明への階段を着実に登りつつあるキングス。プレーオフまで3試合と迫り、遠山HCは「チームのさらなる底上げをしたい」と力を込めた。