配備計画撤回訴え1600人が拳 オスプレイ反対三連協住民大会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
CV22配備計画撤回を訴え拳を突き上げる参加者=21日午後0時ごろ、北谷町美浜の屋内運動場「北谷ドーム」

 【中部】沖縄市、嘉手納町、北谷町の首長や議会議長らでつくる嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)は、21日午前11時から北谷町美浜の北谷公園内にある屋内運動場「北谷ドーム」で「CV22オスプレイの嘉手納基地配備に反対する三連協住民大会」を開いた。1600人(主催者発表)が参加した。

 大会決議文は、「空軍仕様のオスプレイの運用は重大事故の発生が懸念される。周辺住民への危険性と不安がより一層高まることは確実。配備は嘉手納基地の基地機能強化以外の何物でもない」と指摘。参加者らはガンバロー三唱とともに、同基地への配備に断固反対の意思を表明する決議を採択した。
 三連協会長の東門美津子沖縄市長は開会あいさつで「安全性が懸念される機種を配備するのは、基地機能強化であり、地域住民に新たな不安を与える。ささやかな願いは、基地のあらゆる苦悩から解放され、家族が普通の生活を送ることだ」と訴えた。
 當山宏嘉手納町長は「普天間基地に配備されたMV22オスプレイの運用にも大きな懸念を抱く状況下で、嘉手納基地への新たな配備は断じて容認できない。配備の動きは芽のうちに摘んでおかなければならない」と訴えた。
【琉球新報電子版】