キングス大差で連勝 bjリーグ第50戦


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=39勝10敗)は21日、東京都の大田区総合体育館で東京サンレーヴス(東地区8位=17勝32敗)と第50戦を行い、97―60で快勝した。

キングスは序盤こそリズムに乗れず苦しんだが、第2クオーター(Q)以降は分厚い攻撃で得点を重ね、相手を圧倒した。テレンス・ウッドベリーは両チーム通じてトップの29点を挙げた。キングスは27、28日の両日、大阪市中央体育館で大阪エヴェッサと今季最終の2連戦を行う。

琉球ゴールデンキングス(40勝10敗)
97―60(20―19,23―9,29―11,25―21)
東京サンレーヴス(17勝33敗)

◆選手全員が良い仕事
 遠山向人HC(キングス)の話 1Qで得点が伸びない場面でも我慢のバスケットをし、勝負を見極めて攻勢をかけることができた。ベンチから途中出場した選手全員が良い仕事をしてくれた。29点を挙げたウッドベリーの得点力にはあらためてすごさを感じた。

◆選手層の厚さで圧倒
 「点差以上にタフな試合だった」。37点のリードを奪って圧勝に思えるが、遠山HCが振り返った通り、出だしで苦しんだ。
 1Q開始から5連続でシュートを外し、最初の得点は2分46秒。さらにマクヘンリーとラーカイが2ファウルでベンチに下がる。このクオーターで得たリードはわずか1点だった。
 それでも、キングスにはリーグ随一の層の厚さがある。マクヘンリーに代わって出場したウッドベリーがゴール下へ鋭く切れ込み、得点を量産。2Q以降は、シュートの精度が下がった相手に対し、キングスは内外から攻撃を仕掛け一気に突き放した。
 「多くの攻撃バリエーションを使うことができた」と遠山HC。レギュラーシーズン最終週は敵地で大阪と対戦する。どこに隙が隠れているか分からない。自ら見つけ出すつもりで試合に臨み、迫るプレーオフに弾みをつけたい。