ブルーシーサーV 九州知的障害者サッカー


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全国障害者スポーツ大会の知的障害者サッカー競技・九州予選会で優勝し、全国大会への切符を手にした「ブルーシーサ―」のメンバーら=22日、那覇空港1階到着ロビー

 第13回全国障害者スポーツ大会(福岡県障害者スポーツ協会主催)の知的障害者サッカー競技・九州予選会が21日に福岡県で行われ、県代表チーム「ブルーシーサー」が優勝に輝いた。

10月に東京都で開催される全国大会に九州代表として出場する。メンバーは22日、喜びに満ちあふれた表情で那覇空港に到着し、全国優勝を誓った。
 予選会は長崎、福岡、熊本、大分、北九州、鹿児島の7チームが参加した。「ブルーシーサー」は北九州を6―0、鹿児島を3―0、長崎を5―4で下した。
 長崎は昨年の決勝戦でPK戦の末に敗北したライバルチームだ。悔しさをばねに練習に励み、ことしの決勝戦では見事勝利し、雪辱を果たした。
 優勝の瞬間、キーパーの諸見直貴君(18)に選手が駆け寄り、肩を抱き合った。諸見君は「死ぬ気でゴールを守ったので優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。
 キャプテンの山内健勝君(17)は「全国に行きたいという皆の思いが一丸となり勝つことができた。練習を重ね全国でも優勝を目指す」と気合を入れた。