糸数氏が出馬表明 参院沖縄選挙区


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参院選出馬を正式表明する糸数慶子氏=29日午後、那覇市旭町の県市町村自治会館

 参院議員で社大党委員長の糸数慶子氏(65)は29日、那覇市の県市町村自治会館で記者会見し、参院沖縄選挙区(改選数1)に3選を目指して社大党公認で出馬することを正式に表明した。

糸数氏は「憲法改悪の動きと連動し、この国は戦争のできる国へと一歩一歩突き進んでいるように思える。普天間飛行場の県外・国外への移設を求め、オスプレイの強行配備を撤回させなければならない。そのためにも平和の1議席を何としても勝ち取りたい」と述べた。
 糸数氏は社民、共産と政策協定を締結。両党は推薦を決定した。生活とも政策協定を結ぶ予定。県議会会派の県民ネットも推薦を決めた。
 記者会見を前に選挙母体である「ウマンチュと共に沖縄の未来をつくる会」の結成総会があり、衆院議員の照屋寛徳、赤嶺政賢、玉城デニーの各氏と山内徳信参院議員が共同代表に就任。記者会見にも同席した。
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 糸数慶子(いとかず・けいこ) 1947年生まれ、読谷村出身。読谷高卒。92年県議に初当選し、3期。2004年参院沖縄選挙区で初当選。06年県知事選に出馬したが落選。07年の参院沖縄選挙区で当選した。