空手道の第23回県学生選手権大会兼第37回沖縄地区大学大会は29日、県立武道館で行われ、男子の形、組手で上村拓也(沖国大)が2種目とも初優勝を果たした。
◆実力差示した上村
形、組手の両方で初の栄冠に輝いたのは、沖縄劉衛流の上村拓也(沖国大)。
形の部は持ち前の力強い動きに加え、深い“ため”で気迫に満ちた演技を見せた。決勝では自身でも得意とするスーパーリンペイを披露し、予選から1ポイントも譲らずに圧勝した。組手決勝は、濱崎義之(沖縄大)に序盤から上段突き有効でリード。その後、有効を奪われ1―1となったが、相手の警告で有効、上段突きも連続で決めて4―1で圧勝した。
力の差を見せつけた上村だが「自分としては赤点。もっと課題を克服しないと」と、満足はしていない様子。来月から全日本代表の合宿に加え、九州・全国大会も控えている。「形は力ではなく流れを大切に、組手では当たり負けしないように鍛錬していきたい」と気持ちを引き締めた。
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img517f208aaeaab.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img517f209413fe0.jpg)