きょう憲法記念日 施行から66年、改憲の岐路に


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 日本国憲法は3日、1947年の施行から66年を迎えた。2日には、県民の強い抗議にもかかわらず米軍が伊江島補助飛行場で2日連続のパラシュート降下訓練を強行するなど、変わらぬ過重な基地負担やオスプレイの追加配備、「屈辱の日」を「主権回復の日」として祝う政府の沖縄軽視など、県民が直面する問題は深刻さを増している。

 一方、自民党は自衛隊の国防軍化などを盛り込んだ改憲案を決定した。安倍晋三首相は改憲の国会発議要件を緩和する96条の先行改正に強い意欲を表明し、夏の参院選で焦点となる見通しだ。国民を支えてきた現行憲法は今、瀬戸際に立たされている。