伊江島で夜間降下 オスプレイ、連日の訓練


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 伊江島補助飛行場で2日、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイによる夜間のパラシュート降下訓練が初めて確認された。訓練で、同飛行場と米軍普天間飛行場周辺では、騒音防止協定で禁止されている午後10時以降も飛行した。

 訓練は2日連続で、1日には同訓練に参加した米軍トリイ通信施設所属の兵士が民間地に降下する事案を起こしたばかり。一方、米軍トリイ通信施設にオスプレイが初めて着陸、機体番号から米陸軍の兵士が伊江島での降下訓練に向かったことが明らかとなった。
 2日午前10時半ごろ、伊江島補助飛行場でオスプレイ1機が降下訓練を開始。訓練は午後9時すぎまで繰り返された。島袋秀幸伊江村長は同日、沖縄防衛局に再発防止を申し入れた。読谷村トリイ通信施設では午前9時37分ごろ、オスプレイの「11」機が施設内の管理着陸帯に着陸。同村計測器で89・9デシベルを計測した。