バドミントンの第15回県ヨネックス杯中学校選手権大会最終日は4日、那覇市民体育館で男女団体戦の決勝までを行った。男女とも同じ顔合わせとなった決勝は、いずれも越来Aが喜瀬武原Aを破った。男子は2連覇、女子は8連覇を果たした。
◆コートとベンチ一丸 女子越来A、目標の8連覇達成
女子の越来Aは県新人大会決勝で敗れた相手に雪辱し、連続優勝を「8」に伸ばした。大城美思(みこと)主将も「8連覇という大きな目標に向けて頑張った」と笑みがこぼれた。
ダブルスを1―1とし、勝負はシングルスに託された。コートには美思の双子の姉・大城美月(みつき)。新人大会はインフルエンザで欠場し、責任を感じていたといい「このシングルスは絶対勝つ」と意気込んでいた。
最終ゲーム7―7の場面。タオルで汗を拭いて気持ちを落ち着かせると、そこから連続得点で流れを引き寄せ、縦に揺さぶる攻撃で突き放した。
チームの持ち味は「コートに立っている人もベンチも声を出す」と主将。攻めの姿勢を貫き、一丸となって王座を守った。
◆快勝でV2達成 危なげない男子越来A
男子の越来Aは、第1ダブルスを落としたものの、ほかはストレート勝ちと危なげない試合運びで2連覇を達成した。
シングルスの新里智司(ともかず)はサイドを有効に使ってストレート勝ち。第2ダブルスは1年生の佐渡山安人が粘って3年の田場盛吾がスマッシュで決める連係プレーで、相手に2桁得点を許さなかった。
田場は「相手の点数を抑え、攻める試合で勝とうと思っていた」と快勝に胸を張った。
昨夏の全国中学校体育大会は、男子ダブルスで3位入賞の実績を残した。同大会で田場と組んで16強だった新里は「一日一日気を抜かずに練習し、先輩たちを超えたい」と高みを見据えた。
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