本場で奮闘 1軍入り コザ高・當眞君、NZ強豪校で技学ぶ


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共に沖縄からニュージーランドに留学している仲間に囲まれ笑顔を見せる當眞琢君(中央)=3月28日、ニュージーランドのクライストチャーチ

 コザ高校2年の當眞琢君(16)=沖縄市出身=が、ラグビーの本場ニュージーランドの強豪校で1軍選手として活躍している。當眞君はことし3月から、ラグビー留学生として、同国クライストチャーチにある高校セントビーヅカレッジで学んでいる。

「ニュージーランドで学んだことを沖縄で生かしたい」と、日々の練習に励んでいる。
 當眞君は2012年、花園での全国大会への出場経験もあり、コザ高校の主要選手の一人だ。県内高校に通う生徒4人と共に、3月からニュージーランドでの留学生活を開始した。学校ではウエートトレーニングや走り込みなどをしながら、英語を学んでいる。週に1度は他の高校との練習試合に出場しているという。
 ニュージーランドの選手について「一人一人に力がある。体も大きく、試合運びも早い」と話す當眞君。それだけに4月、コーチから1軍選手に指名された時は「うれしかった。これからチームのために頑張らないといけない」との気持ちを強くした。
 ニュージーランドの高校生らに交じって練習に参加することについて「最初、英語は難しかったけど、学校で習った単語を使っているうちに、今ではばんばん口から出るようになった。チームは団結力もあり、仲も良いのでやりやすい」と話す。英語力も確実に向上しているようだ。今後の目標について「全国大会出場を懸けた地区大会で、チームに貢献したい」と力を込めた。

※注:當眞琢君の「琢」は旧字体