新聞の良さ探そう 県教育センター、浜川小で初の出前講座


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新聞を使って5年生の国語の授業をする甲斐崇研究主事=9日、北谷町立浜川小学校

 県立総合教育センター(城間盛市所長)が実施する初めてのNIE出前講座が9日、北谷町立浜川小学校であった。

甲斐崇研究主事が5年生約90人を対象に、国語の単元「新聞を読もう」の授業を行った。児童らは新聞の良さや便利な点を探し、結論を先に書く新聞記事の特徴を学んだ。
 児童らは当日の紙面を自由にめくり、天気予報や国内外のニュース、スポーツ、映画案内など、さまざまな情報があることに気付いた。甲斐主事が「テレビと違うところは」と問い掛けると、「詳しく書かれている」「写真があって分かりやすい」「繰り返して読める」と、新聞の特性を挙げた。
 喜友名沙弥さん(10)は「もっと新聞を読む時間を増やしたい」とにっこり。安里真一教諭は「新聞を教材として使い慣れていない子が多いが、授業のめりはりを付ける点が勉強になった」と語った。
 同センターは本年度から、新聞を教材に活用するNIEを講座メニューに新設。学校に出向き、教師や児童・生徒向けに新聞を活用した授業を紹介していく。