![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img518eebdde6180.jpg)
県NIE推進協議会(山内彰会長)は11日、那覇市の沖縄タイムス社で教師向け研修会「第1回おきなわNIEセミナー」を初開催した。小中高校の教員ら32人が参加。NIEアドバイザーの甲斐崇県立総合教育センター研究主事が「ふだん着のNIE~日常活動に組み込む新聞活用」と題し、記事の読み聞かせや写真コンテストなど、新聞を気軽に使って継続できる実践方法を紹介した。
甲斐主事は「誰でも、いつでも、どこでもできるのがNIEの良さ」と紹介した。「子どもにいきなり記事を読ませる必要はない。写真や漫画、見出しで新聞に慣れ親しむことから始めてほしい」と呼び掛けた。
参加者は児童・生徒に紹介したい記事を選び、読み聞かせるワークショップに挑戦した。子どもの興味・関心や発達段階に応じた記事選びのこつを学んだ。
写真に吹き出しを付けて、写真が何を伝えたいのかを考えさせる実践例も紹介し、甲斐主事は「コンテスト形式で選んだ写真を発表したりと、情報を読み取る力や想像力、表現力が遊び感覚で身に付く」と話した。
沖縄カトリック中学高等学校の本村直樹教諭は「写真や見出しを使う方法は高校でも有効だと感じた」と話した。次回セミナーは「新聞読み比べのコツ」をテーマに6月29日、琉球新報社で開催する予定。