下地氏も同席 橋下発言、司令官と面談時


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 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が従軍慰安婦を容認し、在沖米海兵隊に風俗業者の利用を促す発言をした問題で、同党と政策協定を結ぶ政党そうぞうの下地幹郎代表は16日、支持者を集めた会合で、橋下氏が在沖米軍司令官に同発言をした場に同席していたことを明らかにした。

 下地氏は当時を振り返り、「橋下氏は米軍に綱紀粛正を問いただしていた」と擁護。下地氏によると、橋下氏の発言は、事件・事故の防止に向けた綱紀粛正策を、橋下氏が司令官に問いただした文脈の中で出た。司令官が綱紀粛正策について「フィットネスとジョギングだ」と繰り返したことに、橋下氏が返した発言と説明。下地氏は「米軍の姿勢を非難するためにこういう(風俗という)表現になった」と述べた。
 一方で、橋下氏が風俗という表現を使ったことは「間違いだ」と指摘。「誤解を与える発言をしたなら謝らなければいけない」と指摘した。
 米軍報道官による批判については「米軍が橋下氏を批判すること自体おかしい。事件を起こしている側は米軍だ」と抗議し「事件が1件もなければ、『風俗』という発言もあるわけではない」と持論を述べた。