スペシャルオリンピックス 「どりーむ」メンバー、金銀銅の大活躍


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初出場で大健闘した(前列左から)新屋忍さん、与那城卓さん、湧川洋一さん、與那覇秀人さん=13日、金武町役場

 【金武】「メダル取ってきたぞー」。5月3~5日の間、熊本市で開催された2013年スペシャルオリンピックス(SO)日本・熊本設立20周年記念全国水泳競技大会(NPO法人SO日本・熊本主催)に、沖縄から初めて出場した「就労支援センター どりーむ」(金武町)のメンバー4人中、3人が25メートル自由形で金、銀、銅メダルを獲得した。

13日、金武町役場に儀武剛町長を訪ねたメンバーは、頑張った成果を報告するとともに「次もメダルを取る」と力強く語った。
 大会には約400人が出場。それぞれの技量に併せて数人ずつの組に分かれ、メダルを懸けて競った。その結果、25メートル自由形に出場した新屋忍さん(23)が金、與那覇秀人さん(42)が銀、湧川洋一さん(60)が銅のメダルを獲得。25メートルビート板使用自由形の与那城卓さん(24)は惜しくも4位だった。
 4人は大会当日も「緊張しなかった」と口をそろえ、「次もメダルを取る」「てっぺんを目指す」と新たな目標を掲げた。
 儀武町長は「良い成績で帰ってきた皆さんの表情は素晴らしい。新たな種目にも挑戦してほしい」と満面の笑みで激励。さらに、「今後も町として支援していく」と話した。
 4人を指導してきた翁長紹子指導員は「競技だけでなく、大会会場でのマナーも素晴らしかった。自立した行動は、ほかのチームから感心されるほどだった。出場した4人はひと回り成長したと思う」と喜んだ。