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【南風原】地元を花いっぱいに―。南風原町照屋の気の合うボランティア仲間が集い、「いきいき倶楽部てるや」(大城勝会長)を結成、地域活性化の一環で集落内に花を植える活動を始めた。大城会長(63)らは「自分たちの地域を花いっぱいにしながら、生きがいづくりにつなげたい」と話す。
照屋区老人クラブ「幸の会」(大城康廣会長)のメンバーの大城富士子さん(67)、桃原志賀子さん(61)らが自主的に集落に花の植栽を行っている中、有志らが集まり、幸の会サークルとして「いきいき―」を結成した。県緑化推進委員会から提供された約千本の苗を植え、集落内の2、3坪程度の花園を約10カ所つくる活動を始めている。
メンバーはオープンガーデンなどに取り組む先進地なども視察。毎月第2土曜日の午前中に環境整備活動などを行うことを決めたほか、花作りを通した地域交流や勉強会なども予定している。
メンバーの活動に刺激を受け、自らの野菜畑周辺に花を植える人や、ウオーキング途中に雑草抜きをする人なども増えたという。活動を知り、南城市や八重瀬町から花の苗の提供もあった。
大城会長は、「子どもたちも積極的にあいさつするなど、地域のコミュニケーションにもつながっている。気軽に参加できるサークルを目指している。将来的には他の集落にも広がり、町でオープンガーデンができるようにしたい」と意気込む。
照屋自治会の大城栄喜自治会長は「いい取り組みで区としても活動を支援していきたい」とサークル発足を歓迎した。