釣りは禁止です 消波ブロックが破損 国頭・宜名真漁港


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破損した消波ブロック=14日、国頭村の宜名真漁港

 【国頭】国頭村の宜名真漁港で14日までに、漁港の防波堤周辺に設置された消波ブロックが破損しているのが発見された。同港の防波堤や消波ブロック上は釣りが禁止されているが、釣り人が絶えない。同港を管理する県北部農林水産振興センターは「釣り禁止区域でもあり、特に消波ブロック上は不安定で危険。釣りは避けてほしい」と呼び掛けた。

 破損した消波ブロックは、昨年の台風被害を受けた防波堤で実施している復旧工事の一環で、4月1日に取り付けたばかりだった。県によると、設置直後に襲来した低気圧による高波でブロックが動き、周りのブロックとぶつかって破損したものとみられる。
 4月19日に破損を確認した県は「設置後は不安定。時間をかけて安定するが、今回は設置直後に高波があり動いてしまった」と話した。新しいブロックとの交換について県は「検討中」としている。