60年代写真 懐かしむ 歴史博物館で那覇市庁舎展


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60年代の写真が並ぶ企画展「新庁舎がやってきた」=17日、那覇市歴史博物館

 那覇市の中核市移行と新庁舎落成を記念した企画写真展「新庁舎がやってきた」が、パレットくもじ4階の市歴史博物館で開催されている。

1960年代から70年代にかけて発行された「市政だより」約20点や市広報課が撮影した写真約190点を中心に展示している。観覧者からは当時を懐かしむ声が聞かれた。
 学芸員の外間政明さんは「60年代は今の時代につながるとても面白い時期。気軽に来て楽しんでほしい」と呼び掛けた。
 市庁舎は65年に現在の天妃小の場所から泉崎に移転した。新庁舎の完成を祝うパレードに参加する子どもたちの様子がポスターになっている。
 展示の市政だよりには「スラム街を近代的アパートに」「下水道の利点を訴える」などの見出しが躍る。現在建て替えが進む久場川や宇栄原の団地、那覇市民会館などの完成当時の写真も展示されている。
 企画展は6月5日まで。午前10時~午後7時。木曜休館。観覧料は一般300円。