沖縄と本土の経済人でつくる沖縄懇話会は、設立25周年に当たる2014年11月に国際商談会「沖縄大交易会」を、今年11月に「プレ交易会」をそれぞれ開催するが、同運営実行委員会の初会合を21日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開いた。
経済成長著しいアジアをにらんだ沖縄での商談会の意義や可能性などを確認した。実行委員長には、懇話会沖縄側代表幹事の小禄邦男琉球放送最高顧問が就任した。
小禄氏は「今年はプレ交易会とはいえ、本番同様に力を入れていきたい。大交易会が成功するかどうかは東南アジアの皆さんが興味を持つ商品を、どれくらい集められるかにかかっている」と意気込みを語った。
委員会事務局長の安里昌利県経営者協会会長は「全国の商談会は沖縄でやるんだという意志で、(大交易会を)継続していきたい。沖縄に企業が来れば、アジアの企業ともつながるということを構築しブランド化を図りたい」と話した。
プレ交易会は、11月14、15の両日に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催する。食品全般を対象にした個別商談会で、県内の出展企業は30~50社、県外は北海道、京都、静岡を中心に10都道府県から60~70社を目標に呼び掛ける。
バイヤー側は、那覇空港を中継拠点とする国際航空貨物事業で航路を結ぶ韓国、中国、タイ、台湾を中心に60~70社、国内からは30~50社を目標に招聘(しょうへい)する。