54時間で起業に挑戦 スタートアップウィークエンド沖縄


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7月に開催される「スタートアップウィークエンド沖縄」について「起業のきっかけづくりになれば」と話す宮里大八さん=17日、西原町の琉球大学

 起業を志す学生や社会人が集い、54時間で起業にチームで挑戦するイベント「スタートアップウィークエンド沖縄」が7月12~14日の3日間、西原町の琉球大学で開催される。

県内で実施されるのは3度目。運営に携わる琉球大学非常勤講師の宮里大八(だいや)さん(39)は、同イベントの狙いについて「起業のきっかけづくりをすること」と語り、多くの参加を呼び掛けている。
 宮里さんによると、「スタートアップウィークエンド」は世界の約320都市で開かれている。起業を志す学生や社会人が、ビジネスアイデアを具体化する。議論だけでなく、街頭インタビューなども実施。消費者のニーズを踏まえ、アイデアの事業化を目指す。会場にはビジネス界の第一線で活躍する起業家、投資家らが相談役や審査員を務め、それぞれのアイデアを評価する。
 国内では沖縄のほか、東京都や大阪府などでも開催。同イベントで具体化したビジネスアイデアを基に、会社を設立した参加者もいるという。沖縄でのイベントで3月に発表されたアイデアに、投資家が投資を決めた事例もあった。
 宮里さんは「(参加者には)チームの組み立てやアイデアをビジネス化する時に必要なこと、そのやりがいを学んでほしい」と話した。同イベントの問い合わせはホームページhttp://swokinawa.doorkeeper.jp/events/3904