女性那覇市議さんごガールズが橋下発言に抗議声明 超党派5人


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橋下発言に「植民地主義的発想で許せない」と抗議する女性那覇市議のさんごガールズ=22日、県庁

 那覇市議会の超党派女性議員5人でつくる「さんごガールズ」は22日、県庁で会見し、維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が「慰安婦は必要だった」などとした一連の発言への抗議声明を発表し、発言に対する謝罪と撤回を強く求めた。

 声明は「慰安婦に強制性がなかったとする認識は多くの証言、資料に照らしても歴史を偽るものだ」と指摘した。また、在沖海兵隊に風俗業者を活用するよう求めた発言に対しては「発言の背景は、在沖米軍基地の存在と集中を前提とし、犠牲を強要している」と批判した。
 その上で「国際社会、人権の視点からも批判され、他国との信頼関係を損ね、断じて看過できない」と主張している。
 さんごガールズは大浜美早江(公明)、平良識子(社社連合)、宮平のり子(同)、前田千尋(共産)、前泊美紀(無所属)の5人。【琉球新報電子版】