ソウル季節便運航へ 韓国各社が沖縄線増検討


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 【ソウル22日呉俐君】韓国訪問中の高良倉吉副知事ら県のトップセールス団は22日、ソウル市内で格安航空会社(LCC)のジンエアーや大韓航空、ティーウエイ航空の各本社を訪問した。

2012年2月に約1カ月那覇へのチャーター便を飛ばしたティーウエイ航空幹部は、13年12月から14年3月までの季節限定便へ拡大させる意向を示した。ジンエアー幹部は、現在の那覇―ソウル週5往復運航から、13年7月以降に条件付きで1日1往復運航も検討しているとの考えを示した。いずれも会談後に本紙の取材に答えた。
 さらに大韓航空幹部は高良副知事との会談で石垣―ソウル線のチャーター便運航にも興味を示した。
 ティーウエイ航空の鄭鴻根(ジョンホングン)常務は高良副知事との会談で「沖縄はとても魅力的な観光地。ティーウエイは沖縄に高い関心を持ち、ぜひ就航したい」と継続運航に強い意思を示した。その後の本紙取材に鄭常務は「今年12月から来年3月にかけて那覇―ソウル線の季節限定便を運航したい」との意向を明らかにした。
 さらにジンエアーの馬元(マウォン)CEO(最高経営責任者)は高良副知事に「県が今年の3月まで1チャーター便に対し、30万円の地上ハンドリング(地上作業サービス)代を支援した。現在その支援がなく、赤字運航している」と述べた。馬CEOは会談後、本紙に「県の支援があれば7月以降のデーリー運航を積極的に協力したい」と話した。
 大韓航空の李承範(イスンボム)専務は会談で「今年3月に新石垣空港へ飛んだチャーター運航の実績がよく、今後ソウル―石垣線の開設に向けいい参考になる」と述べた。
 高良副知事は各社に対し、県が全力的に支援していきたいとPRした。一行は23日帰任する。