生まれた意味考えて 佐野眞一さん、中部商で講演


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 「高校生のための文化講演会」(一ツ橋文芸教育振興会、琉球新報社主催)が22日、宜野湾市の県立中部商業高校(渡口恵校長)で開かれた。

ノンフィクション作家の佐野眞一さんが「自分の言葉を見つけよう」をテーマに講演し、感じたことを言葉にする大切さを生徒らに訴えた。
 佐野さんは、自分を知る手段として、生まれた年の出来事を書き出すよう提案。「自分たちが生まれた時代や沖縄に生まれた意味について考えてほしい」と呼び掛けた。同校3年の山城侑也君(18)は「(講演の内容を)心と頭の栄養にして高校生活を送りたい」と話した。講演後、佐野さんの著書と集英社文庫100冊が、一ツ橋文芸教育振興会から同校に寄贈された。佐野さんの講演会は23日に北谷高校でも行われる。

佐野さんの講演を聞く生徒ら=22日、宜野湾市の県立中部商業高校
佐野 眞一さん