厚生労働省は22日、全国の生活保護の受給状況を発表した。県内で生活保護を受けている人が2月時点で3万3350人(前月比52人増)に上り、過去最多を更新した。
受給世帯数も2万3640世帯(同43世帯増)で同じく過去最多となった。65歳以上の高齢者世帯が1万307世帯を占め、4割を超えた。
県福祉・援護課は「沖縄は年金の納付率が低い。高齢化が進む中、年金をもらえない高齢者の多さが保護世帯の増加に関連しているのではないか」とみている。
全国で生活保護を受けている人は2月時点で215万5218人(前月比1576人増)となり、10カ月連続で過去最多を更新した。受給世帯数も157万4643世帯(同1677世帯増)で同じく過去最多だった。