社会

撤去進む「核の遺構」 ギンバル訓練場内メースB跡地公開

分厚い鉄筋コンクリートで作られた、核ミサイル「メースB」の発射台地下部分。地上部分は撤去されている。湾曲して上に向いている部分は排気口=23日、金武町のギンバル訓練場跡地

 【金武】2011年に金武町に返還された米軍ギンバル訓練場内にある、核弾頭搭載可能な中距離弾道ミサイル「メースB」基地跡地が23日、マスコミに公開された。

撤去現場は、発射台や排気口の地下部分がむき出しになり、分厚いコンクリートと太い鉄筋が核施設の強度を物語っていた。冷戦時の影響で全発射台が中国方面を向いており、発射台内部は上空へミサイルを発射できるよう、傾斜が付いていた。
 沖縄防衛局などによると、同基地は1957年に建設された。発射台が8カ所あり、米第313空軍師団傘下の第498戦術ミサイル隊のメースBが8基配備された。当時、最深11メートルの地下には廊下で結ばれた地下室が2カ所あった。ミサイルが撤去された70年に米軍が地上部分を撤去。訓練場返還後、2012年から始まった原状回復工事で、取材時には発射台7カ所と地下室1カ所が撤去されていた。
 撤去工事の総事業費は約1億5千万円。当初の計画通りことし9月に終了後、地元に引き渡されることで、ギンバル訓練場の返還行程が全て完了する。同基地跡地は公園広場になる。

英文へ→Removal of Cold War-era US nuclear base almost complete



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