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島尻地区教育研究団体連絡協議会(島教連)の2013年度講演会が21日、八重瀬町の南部総合福祉センターであった。
県立総合教育センターの甲斐崇研究主事(NIEアドバイザー)が「やってみよう!NIE 日常活動に組み込む新聞活用」と題して講演し、教育への新聞活用による言語活動の充実が「確かな学力」の下支えになると説明した。同地区の教育研究団体に所属する校長や教員ら43人が参加した。
甲斐主事は、文部科学省の全国学力テストを通した課題を説明。「子どもたちには、さまざまなメディアの情報から必要な情報を取捨選択、吟味し、自分の言葉に置き換えて発信する力が求められている。だからこそ、編集の仕方や記事の内容に注意して読む必要性がある」と、写真の読み取りや記事の読解など、新聞を教材に活用するNIEの有効性を指摘した。
参加者は見出し読みのワークショップに挑戦。写真や四こま漫画の活用、浜川小が取り組む記事の読み聞かせなど、日常的なNIEの実践例も学んだ。
島教連の平田清美新会長(糸満南小校長)は「子どもの基礎学力は上がっており、今後は活用する力を育てることが大事だ。新聞を読むことで教師の力も上がるはずだ」と語った。