台北―石垣間定期便就航へ 台湾の復興航空


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定期チャーター便の初就航を喜ぶ中山義隆市長(中央)と復興航空の横田恵三郎日本支社長(右から2人目)=23日、石垣市白保の新石垣空港

 【石垣】台湾の復興航空の横田恵三郎日本支社長は23日、台北―石垣の定期路線を開設する方針を示した。同日、同路線の定期チャーター便が初就航し、新石垣空港で開かれたセレモニーで発表した。

関係機関との調整が済み次第、路線開設を国土交通省に申請する予定。実現すれば新石垣空港初の海外定期路線となる。
 定期チャーター便は23日から10月24日まで、木曜日と日曜日にそれぞれ1往復運航する。使用機材は150人乗りのエアバスA320。定期チャーター便の実績を考慮し、定期便の使用機材を決める。同社は関空、千歳、函館、旭川、釧路、帯広、那覇に定期便を就航。石垣路線は日本向けで8番目の路線となる。
 横田支社長は、日本本土から台湾への旅行のオプショナルツアーとして石垣観光を取り入れる計画も説明。「定期路線の就航は会社の確認事項だ。石垣と台湾は距離が近く歴史的にも関係が深い。路線を太く大きくし、共に発展していきたい」と話した。
 定期チャーター便の初便には95人が搭乗。市と市観光協会は国際線ターミナル前で歓迎セレモニーを開き、搭乗客に記念のピンバッジやポストカードを配布した。