4・28政府式典 国会議員7割欠席


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 【東京】政府は24日、4月28日に開いた「主権回復の日」式典で、案内を出した国会議員の約7割が欠席したことを明らかにした答弁書を閣議決定した。社民党の照屋寛徳衆院議員の質問主意書に答えた。

 案内を出した衆院423議員、参院217議員のうち参加したのは衆院が152人、参院は33人だった。都道府県知事は本人出席が25人、代理出席が22人。
 式次第になかった「天皇陛下万歳」には「式典終了後に行われた。答えは差し控えたい」と評価を避けた。閣僚18人中、何人が唱和したかは「把握していない」とした。
 来年以降も式典を開くかについては「諸情勢を踏まえ、確認する」と毎年開催に消極的な姿勢を示した。照屋氏は「国会議員の参加率も低く、政府の思惑は外れたのではないか」と指摘した。