選挙行けば千円引き 投票率向上へ協力店募集


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協力店舗を集めて投票率UPを試みる那覇青年会議所や「Design of若人」のメンバーたち=23日、那覇市天久の琉球新報本社

 「選挙に行けば得をする」。若者の投票率低下を改善しようと、那覇青年会議所や学生らが、フリーペーパーを活用した投票率向上の活動に乗り出した。7月に予定されている参議院、那覇市議選で投票した際に、那覇市内の投票所で発行される「投票済証」を提示することで千円引きのサービスを受けられる店舗を募り、広める計画だ。協力店舗は7月1日発行のフリーペーパー「ちゅらグルメ7―8月号」や、ちゅらグルメホームページに掲載する予定。

 那覇青年会議所が若者の投票率向上と就職活動を連動した仕掛けを提案し、県内の大学生、専門学校生を中心に約20人が「Design of若人(わかんちゅ)」を結成した。協力店の営業や紙面制作、広報活動を予定し、選挙に連動したイベントも計画中だ。
 専門学校生の長嶺涼香さん(20)は「初めての選挙で興味があった。いい記念になる」と取り組んでいる。学生をまとめる大濱正義さん(25)は「若者たちの意識改革の先陣を切りたい」と意気込んだ。那覇青年会議所の照屋慎副理事長は「全国初のモデルケースにしたい」と語った。

※注:大濱正義さんの「濱」は、右側がウカンムリに「眉」の目が「貝」