土地先行取得、来月から 普天間飛行場、跡地法で円滑期待


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 【宜野湾】宜野湾市と県は25日、米軍普天間飛行場返還後の土地利用促進を目的とした地主からの土地の先行取得に関する説明会を市中央公民館で開き、返還跡地で実施する予定の「特定事業」の見通しを6月11日に公表し、同日から買い取りの手続きを始めることなどを地権者に説明した。

 先行取得の対象は同飛行場内の100平方メートル以上の土地。
 先行取得に関しては市が2001年から公有地拡大推進法に基づき、地主らに1500万円の所得控除を適用してきたが、昨年4月施行の跡地利用推進特措法では控除額が5千万円に引き上げられ、先行取得が円滑に進むことが期待されている。
 県、市ともに一括交付金を活用して先行取得を進める。