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世界各地で行われ、社会人や学生が週末に泊まり込みで起業を目指すイベント「スタートアップ・ウィークエンド」の主催者が世界中から初めて県内に集結する。大会は「スタートアップ・ウィークエンド・オーガナイザーズ・サミット」で今秋、浦添市で開催する。アジアでの実施も初めてとなる。
新規ビジネス成功事例の紹介や各国とのネットワーク構築などを通して「新たな自立型ビジネス創出のきっかけになる」と、県内の参加者も沖縄開催に期待している。
半年に1度行われる「サミット」に参加するのは「スタートアップ-」を、これまで自国で主催してきたメンバーたち。3月にブラジル・リオデジャネイロで4日間にわたり行われた前回のサミットでは、40カ国以上から約200人が顔をそろえた。
「スタートアップ-」は2006年にアメリカで始まって以来、日本を含む世界92カ国で700回以上開催され、実際に多くの起業家を輩出している。沖縄でも2回開催され、7月にも3回目が予定されている。
「サミット」の内容は(1)参加者同士の意見交換(2)地域の芸能や文化の発信(3)起業精神のある沖縄の若者との交流-などに大別される。起業を志す若者や、それを支える社会への「将来的なきっかけ」と位置付け、浦添市の協力の下で準備が進められる。
主催者の一人で、教員の飯塚悟さん(44)は「日本では起業家を育てるための環境整備が始まったばかり。このサミットが突破口になる」と期待を示す。
サミットを受け入れる浦添市の松本哲治市長は「ビジネスを創造することは何かということを、浦添から再提案していきたい」と話した。(長濱良起)
英文へ→Entrepreneurs to hold “Startup Weekend Organizer summit” in Okinawa