人型看板 畑に出現 島民モデル、NPO企画 伊平屋


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等身大の人や動物をかたどった看板=15日、伊平屋村

 【伊平屋】伊平屋村田名下谷川原の県道179号沿いの畑に、160余りの人や動物をかたどった看板が話題になっている。

 この看板は4月28日に行われた「伊平屋かかし祭り」と同時開催された、「伊平屋島『島人』看板展2013」を主催した、NPO法人げんき村の西銘仁正代表と県立芸術大学の仲本賢教授の合同企画で制作された。
 モデルとなった人や動物は全て村内在住の村民と動物。写真撮影と身長計測を行い制作されている。田園風景が広がる会場に、等身大に白く切り抜かれた人型看板が一段と映えている。また、160本余りの看板から、自分の看板を探すという楽しみもあり、親子で連れ立って会場を訪れ、自分の看板前で写真撮影を楽しむ姿が見られた。
 西銘代表は「自分探しで家族との触れ合いや、島の子どもたちには芸術感覚を楽しんでほしい」と呼び掛けた。「伊平屋かかし祭り」と「島人」看板展は共に31日まで開催されている。
(野甫英芳通信員)