【南部】「南部広域圏南斎場」建築工事の安全祈願祭が23日、豊見城市豊見城の建設予定地で行われた。
同事業主体の南部広域市町村圏事務組合の理事長を務める翁長雄志那覇市長、同理事の宜保晴毅豊見城市長をはじめ6市町の首長や組合議員ら約50人が出席し、工事の安全を祈願した。
南斎場は、豊見城、糸満、南城の3市、南風原、八重瀬、与那原の3町の火葬需要に対応するため現豊見城火葬場に新築。鉄筋コンクリート造り2階建て(延べ床面積約2900平方メートル)で、火葬炉6基のほか、告別室、待合室などを設置。約1万3千平方メートルの敷地内には94台の駐車スペースがある。2012年11月に造成工事が始まり、27日から建築工事(建物、電気・機械設備など)に着手し、14年3月に一部供用開始予定。
翁長理事長は「南部の住民が待ち望んでいる南斎場工事が着々と進み喜んでいる。ラムサール条約登録の漫湖の近傍に位置しており、環境影響調査評価書にある環境保全措置を念頭に施工業者が心を一つに取り組んでいただきたい」とあいさつ。6市町を代表し宜保豊見城市長は「無事故で工事を終え、素晴らしい斎場が建築されることを祈念したい」と話した。
造成工事現場では長雨により地盤が緩んだ影響で落石防止のフェンスが壊れたことから対応策を検討している。同組合では工期に影響はないとみている。
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