名護市長選 稲嶺氏が出馬表明


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名護市長選挙に向け、2期目への出馬を表明する稲嶺進氏=27日午後6時半すぎ、名護市のホテルゆがふいんおきなわ

 【名護】来年1月に予定されている名護市長選挙に向けて、現職の稲嶺進氏(67)は27日、同市内のホテルで会見を開き、2期目への出馬を正式に表明した。

米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画については、「辺野古の海にも陸にも新しい基地は造らせない」とする反対の公約を堅持する考えを示した。
 稲嶺氏は辺野古移設について、2010年の前市長選挙以降は「県内移設反対は今や県知事、県議会をはじめ、全ての市町村長、議会決議に表されるように、オール沖縄の意思と言える情勢にある」として、「沖縄の良心がつくりだした大きな流れを止めてはならない。変えてはならない」と強調した。
 稲嶺氏は1945年7月生まれ、名護市三原出身。琉球大卒。72年から名護市役所勤務。総務部長、収入役を経て04~08年まで教育長を務めた。10年1月から現職。