那覇市長「沖縄文化が若者の力に」 市制92年式典


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10人が市政功労表彰を受けた那覇市制施行92周年記念式典=20日、那覇市のパレット市民劇場

 那覇市制施行92周年記念式典が20日、那覇市のパレット市民劇場で行われた。2部構成で、1部は那覇西高校ダンス部がヒップホップダンスを披露し、空手の実力者7人が演武を披露した。

翁長雄志那覇市長は「未来を拓(ひら)く~これからの那覇市~」と題して講演した。2部では各分野で市に貢献した10人が市政功労者として表彰された。
 翁長市長は、「市民の心を一つに、市役所は市民本位の行政と市民に対する最高のサービス産業でないといけないという信条で頑張ってきた」と振り返り、「互いが助け合って生き、市民の心を結び付ける大きな輪をイメージして中核市を目指した」と語った。沖縄方言を公用の場面で活用するハイサイ・ハイタイ運動の取り組みや沖縄文化の大切さを語り「沖縄の文化が若者を押し出すパワーになり、5年後、10年後大きな羽ばたきになる」と強調した。
 市政功労者は那覇の祭りや医療、行政など各方面で尽力した70代の10人を表彰した。スポーツ振興に貢献した喜屋武正雄さん(72)が代表して「ジャイアンツのヒーローインタビューに立っているようだ。これからも協力したい。中核市那覇頑張れ」とあいさつした。
 その他の受賞者は以下の通り(敬称略)。阿波連本勇(78)、内間荘六(76)、嘉数昇明(71)、具志盛義(70)、玉木史朗(76)、知念績太郎(75)、當間貴美子(75)、長嶺信夫(72)、福治友次(71)。

※玉木史朗さんの「朗」は旧字体