早摘みもずくスープ、全国300店舗で販売


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サウスプロダクトの新鮮早摘みもずくたっぷり食べるスープ

 サウスプロダクト(うるま市、伊波匡彦社長)は勝連産モズクを使ったフリーズドライスープ「新鮮早摘みもずくたっぷり食べるスープ」を、5月中旬から全国展開をしている。

世界中のコーヒー豆やワイン、食品などを販売する「カルディコーヒーファーム」と契約し、全国40都道府県の約300店舗で販売。サウスプロダクトの担当者は「ヘルシーさやパッケージの斬新さが評価されたのではないか」と喜んでいる。
 初回は4千食を出荷し、今後追加発注の予定もあるという。県内でも、店舗があるサンエーの那覇メインプレイスと宜野湾コンベンションシティで販売する予定だ。
 早摘みモズクは、種付けした網を海底に設置してから3~4カ月で収穫するモズクのことで、5カ月以上経過してから収穫したモズクよりも歯ごたえがあり、ぬめりが強いという。スープは4月に県内の土産店とインターネットで販売を開始し、既に約1万食を売り上げている。
 「カルディ―」はキャメル珈琲(東京)が運営し、全国に302店舗(2013年1月現在)を展開。同社は飲食店経営も国内外で手掛けている。
 サウスプロダクトの担当者は早摘みモズクは加工に弱く、全体の1割程度しか採れないとして「モズクの付加価値を高める意味で商品化した」と述べ、「販売店舗も少しずつ増えてきている。1年で10万食の出荷を目標にしたい」と意気込んだ。