自他共に認める釣りキチの安里昌敏さんは5月26日、北谷町浜川漁港から渡名喜島沖に流し釣りに出掛けた。午前11時、水深60メートルを流していると、小型のタコを一匹掛けにした安里さんの仕掛けに、大物が食い付いた。針掛かりした魚は一気にラインを80メートルも引きずり出した。
大物だと判断した船長の判断で、全員竿を上げ、魚を追ってフォロー。魚の周りを3周して魚を浮かしにかかるが、竿80号、ハリス12号の流し釣りタックルなので、なかなか浮いてこない。しかし、底から10メートルほど浮かすと、ポンピングで徐々に浮いてきてた。
水面近くになると、水圧で浮袋の膨らんだ魚は、船の前10メートルのところに水面を割って浮かび上がった。これが42キロのでっかいアーラミーバイで、ベテラン安里さんも忘れられない1尾となった。釣船=ゆりか(荻堂船長、090・7389・9307)
5月24日から26日の期間、第9回カーエー王座決定戦(主催・沖縄フィッシング協会、共催・日釣振)が行われた。ウキ釣りで釣ったカーエー1尾の重量を競うもので、検量会場となった熱田漁港には、続々と良型のカーエーが持ち込まれた。主な結果は次の通り。
▽1位=比嘉忍(1.92キロ・45センチ、読谷)
▽2位=玉城正一(1.86キロ・42.9センチ、伊江島)
▽3位=大城拓也(1.79キロ・42.1センチ、古宇利)