【宮古島】4月に宮古島市内の公園でサキシマハブが見つかったことを受け、県衛生環境研究所と県宮古福祉保健所、宮古島市は共同で、ハブ捕獲器を使った生息調査を発見場所付近で実施することを決めた。
宮古島でハブが初めて見つかったため、28日に県宮古福祉保健所で対策説明会を開き、報告した。
調査期間は29日から約4カ月を予定。発見地点から半径500メートル以内の緑地5カ所に約30個のハブ捕獲器を設置し、調査に当たる。2、3週間ごとに見回りを行う。
県衛生環境研究所の寺田考紀研究員はサキシマハブが繁殖すれば、自然の生態系や人の生命、農林水産業への影響が問題になると指摘。「放っておくと大変なことになる」と話し、今回実施する調査の結果を踏まえ、対策を検討する考えだ。