監督10年 選手が表彰 やんばる駅伝大会


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やんばる材の記念品を手に笑顔の新城高仁さん(前列中央)=25日、伊平屋村前泊

 【国頭】25日に行われた第23回やんばる駅伝競走伊平屋島大会(主催・同実行委員会、伊平屋村、琉球新報社)で、初優勝を成し遂げた国頭村チームの監督を10年連続務めた新城高仁さん(57)に大会後、選手や村体育協会からやんばる材を使った記念品「10年連続監督賞」が贈られた。

初優勝と節目が重なった新城さんは「うれし過ぎる。感激だ」と二重の喜びを爆発させた。
 やんばる駅伝では、5年ごとに連続出場している選手は表彰されるが、監督は対象でないことから選手らが企画した。
 常に大会の優勝候補として名前が挙がる国頭村はこれまで優勝歴はなく、今回が初の栄冠となった。
 「ベテランと若手がうまくかみ合った」と監督節目の年に得た栄冠に新城さんの喜びもひとしおだ。
 大会後の懇親会で駅伝メンバーらから記念品を手渡された新城さんは「10年監督をしてこられたのも選手のおかげ。自分は何もしていない」と謙遜した。