米F15墜落 「住民が危険にさらされる」 平和運動センターが抗議集会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
嘉手納基地に向かい、シュプレヒコールを上げる参加者ら=29日、嘉手納町屋良の安保の丘

 【嘉手納】米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機1機が墜落したことをうけ、沖縄平和運動センター、中部地区労、嘉手納爆音訴訟原告団は29日、嘉手納町の「安保の丘」で「米軍F15戦闘機墜落事故糾弾!F15・オスプレイの即時撤去を求める緊急抗議集会」を開いた。約150人の参加者が嘉手納基地に向かいシュプレヒコールを上げた。

 平和運動センターの崎山嗣幸議長は「沖縄の空をなんだと思っているのか。(墜落場所が)住宅地上空でないからと言って安心してはいけない。事件を許すわけにいかない」と憤った。
 爆音訴訟団の新川秀清団長は「住民が危険にさらされている。安全という言葉は沖縄には通用しない。特効薬は基地撤去しかない」と訴えた。
 集会中に、AV8Bハリアー攻撃機やP3C哨戒機などが相次いで離着陸した。
【琉球新報電子版】